ぐるめぐのアニメ雑記

アニメの作画とか演出とか感想とか、拙いけど語らせて

【アニメ感想】冴えない彼女の育てかた_総評

 

 

冴えない彼女の育てかた」が面白い。

作画から演出、シナリオ、キャラクターたちの愛しさまで余すことなく楽しんでいる、こんな楽しめているのは久々。
アニメっていいなあって、素直に思える。

なんたって個性的なヒロインが魅力のこのアニメ。
黒髪ロングの文学少女な先輩?金髪ツインテツンデレ幼馴染?地味だけどよくみると可愛いクラスの女子?
書いているだけで胸焼けするような、記号的な要素をありったけに詰め込んだヒロインたち。

ご都合的で強すぎる個性は時に視聴者を突き放し、二次元と現実の壁をありありと感じさせてしまうけれど、「冴えない彼女の育てかた」は違った。
彼女たちがまるで画面の向こうに確かに存在しているかのような説得力が、このアニメにはある。

奥行のあるレイアウト、レンズを意識した作画、映画のようなカッティングの数々。
彼女たちの一つの一つの所作に、息遣いに、心を奪われる。
こんな贅沢なハーレムアニメ、他にあるだろうか。

ちなみに監督は亀井幹太さん。すごいですよ、この人...!
今のところ2期は、放送してる7話までの全ての絵コンテを一人で担当してらっしゃるんですよ!
監督自らが全話絵コンテって並大抵のことじゃない。
それだけ作品への意欲があるんだろうなあって、観てる方としても嬉しくなりますよね。
今作ですっかりファンになってしまいました。

エピソード毎の細かい感想は別記事で書こうかな。
紹介したい魅力的なカットがいっぱいあるんですよ!このアニメ。

それではまた。